第13回:タラコの鱈はどこで獲れる?

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 今回の食材はタラコです。タラコは鱈の卵(卵巣)ですから、鱈が汚染地域に生息、または獲られたものでないか気になる方も多いと思います。

 タラコは鱈の卵ですが、鱈にも色々種類があります。一般的にタラコというのはスケトウダラ(スケソウダラ:以降スケトウダラと表記)の卵巣を指します。

 スケトウダラは、日本海、太平洋北部に広く生息しています(下図)。

(社)日本水産資源保護協会資料「たら」より

 回遊ルートは完全にはわからないので、おおよその推測となりますが、上図のような広い範囲すべてを回遊しているのではなく、いくつかの群に分かれその範囲内を泳いでいるようです。たとえば、ベーリング海を泳いでいる郡系は、ロシアとアラスカの間を回遊しており、北海道までやってくることはないということです。

 そして、日本近海ですと、主に以下の4つの群系があるようです。

スケトウダラの4つの群系

 おおよそ、この4つの群系のものであれば(この範囲が漁場であれば)、そのタラコはおそらく「日本産」あるいは北海道付近であれば「北海道産」と表示されると思います。もう少し詳しく、日本海で獲れました、オホーツク海で獲れました、などと記載されているものもあるかもしれません。

 この群系をザッとご覧いたいただいた印象としては、日本海(オレンジの丸)、オホーツク海(ピンクの丸)なら安心といったところではないでしょうか。

 となると、商品の表示をよく見ないといけませんね。ただ北海道産と書かれていただけでは、上記の太平洋側(赤い丸)のものかもしれません。日本産ならば「日本海」、「オホーツク海」と表示があるとよいのですがそうとは限らないでしょう。

 では、日本で売られているタラコは日本産ばかりでしょうか。実はそうでもなく、タラコ自体はロシア産やアメリカ(アラスカ)産で加工は北海道、福岡、などという商品も多くあります。

 前述のように、スケトウダラの群系からするとロシアやアラスカ産であれば日本近海までは来ていないようですから、ロシア産、アメリカ(アラスカ産)であれば安心なのではないでしょうか。さらに加工地が気になる方はその点の記載にも注意して選べばよいと思います。

 以下にロシア産またはアメリカ産のタラコで、加工地が北海道、福岡のものを挙げておきます。

■無着色 たらこ 100gパック(切れ子込)
 たらこ:ロシア・アメリカ産  加工:福岡県(博多)

■桜たらこ(切れ子)210g
 たらこ:アラスカ産  加工:北海道

以下は辛子明太子です。

■辛子明太子 訳あり 切れ子 200g
 たらこ:ロシアまたはアメリカ産  加工:福岡県(博多)
 訳あり→加工の過程で薄皮が少々破けたり、折れてしまっているものだそうです。

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