2012年10月29日(月)
今回は瓶や袋に入って売られている香辛料(スパイス)の原材料についてです。
よく使われている方はご存知だと思いますが、香辛料(乾燥ハーブなども)の原産地はほとんどが海外です。ですので、これらは産地を気にせず買えますが、一部国産の原材料もあります。ただし、国産のものはかなり少く、国産の割合が高いものは、おそらく下記の2つくらいでしょう。
・陳皮(ちんぴ)
七味唐辛子やカレー粉などに含まれています。陳皮とは「みかんの皮」なので、ほとんどが国産となっているのも頷けます(中国産などもあります)。
しかも、「みかん」なので国産だとしても多くは西日本産だろうと想像できます。実際に愛媛のものが多いようです。
・山椒
こちらは、単品でも使いますが、陳皮同様、七味唐辛子に含まれています。山椒も西日本産(和歌山、高知)などが多いようです。単品で使う場合、もし産地が気になるようであれば、中国産の「花椒(かしょう)」を代わりに使うという手もあります。香りはかなり山椒と似ています。坦々麺や麻婆豆腐などに使われています。
→花椒
GABAN(ハウス)/工場:静岡
さて、陳皮、山椒どちらも七味唐辛子に入っているということで、参考までに一般的な「七味」の中身を書いておきます。太字が国産の割合が高い原材料です。青のりは四国(徳島、愛媛、高知)、岡山産が多いようです。
一般的な七味唐辛子の原材料:唐辛子、陳皮、ごま、山椒、麻の実、けしの実、青のり
ちなみに、七味唐辛子の一部には純国産という商品もあります。かつ、下記の商品は産地が限定されているので紹介します。
■七味とうがらし(15g):下記店舗で399円
原材料はすべて島根県産(唐辛子、山椒、柚子、黒胡麻、春菊、人参、ごぼう)
国産のものを揃えたということで、一般的な七味唐辛子の材料とは少し違います。
※このサイトでは放射能で汚染されにくいと思われる食品を紹介していますが、その完全性を保証するものではありません。また、価格の安さも考慮していますが、最安値を保証するものではありません。