2013年7月5日(金)
今回はハム、ベーコン、ウィンナーソーセージの原材料の産地と、主なメーカーの製造工場について取り上げます。以前にも同様のテーマで取り上げたことがありますが、製造所固有記号なども併せて再度まとめてみました。
前回も書きましたが、主原料の豚肉(一部鶏肉も含む)の産地は商品によって特徴があります。
伊藤ハム、日本ハム、プリマハム、丸大食品、グリコハムの原料原産地を見てみると、次のようになっています。
・ハムとベーコンの豚肉(一部鶏肉のミックス)
ほとんどの製品が海外産(アメリカ、カナダ、デンマーク、チリ、メキシコなど)のみ
一部の製品は、海外産+日本産
・ウィンナーソーセージの豚肉
ほとんどの製品は、海外産+日本産
ハムとベーコンはごく一部の商品を除いて、豚肉の産地が海外産ですから安心できるでしょう。
ただし、これはあくまでも主原料(豚肉・鶏肉)の産地のみの話です。これ以外の原材料、たとえば調味料や調整的に使われる原料(砂糖、水あめ、食塩など)については、国内産が多いと思われます。
とりあえず豚肉の産地のみ重視という方は、ハム・ベーコンに関しては国内メーカーのものでも大丈夫でしょう。一部日本産が加わるものを除き、あとは工場のみチェックすればよいということになります。
ということで、各社のサイトに工場(会社によっては製造所固有記号も)の一覧はありますが、こちらでもまとめてみました。
今回は「伊藤ハム」です。
伊藤ハムの製造工場の表示は、工場名明記のパターンと記号のパターン2種類あるようです。
以下が本社や子会社工場の一覧です。【 】が製造所固有記号です(ただし、記号が不明なものは空欄にしてあります)。
・小樽工場(伊藤ハムデイリー:本社宮城県)
・東北工場(伊藤ハムデイリー:本社・東北工場は宮城県)
・東京工場(柏)【T】
・豊橋工場(愛知)【Y】
・北陸工場(富山)(伊藤ハムデイリー:本社宮城県)
・西宮工場【N】
・六甲工場【R】
・神戸工場【KB】
・九州工場(佐賀)(伊藤ハムウエスト)【K】
この他にも以下のような委託工場、協力工場があるようですがハムを製造しているかどうかは不明です。
香川県の工場【MKA】
茨城県の工場【MKN】
兵庫県の工場【IKS】
さて、伊藤ハムのハムを関東で購入しようとすると、たいていは、東京工場の商品になってしまいます。つまり「伊藤ハム東京工場(千葉)」の記載か、固有記号【T】です。
原材料が海外産でも、工場が千葉ということで購入を躊躇される方もいるかもしれませんね。また、仮に通販を利用しようと思っても、ハムはギフト用以外はそうそう販売されていません。
そのような中、通販店舗で、ギフト用でないハムで、かつ九州工場製造の商品を販売している店舗がありましたので、参考として紹介します。
店舗名は主に九州の野菜や米、水、その他食品を販売している「長崎うまかもん倉庫」です。
■伊藤ハム ロースハム(140g)
九州工場(佐賀)製造
![]() 【九州の工場で作られています】【クール便お届け商品】伊藤ハム ロースハム 【製造工場:佐… |
■伊藤ハム ベーコン(140g)
九州工場(佐賀)製造
![]() 安心・安全の九州工場製造【クール便お届け商品】伊藤ハム ベーコン 140g 【製造工場:佐賀県… |
ハムだけ購入すると送料も割高になってしまいますが、幸いにも九州野菜や食品を数多く扱う店舗ですので、それらのついで?に購入すれば送料もそれほど気にならないかと思います。
※このサイトでは放射能で汚染されにくいと思われる食品を紹介していますが、その完全性を保証するものではありません。また、価格の安さも考慮していますが、最安値を保証するものではありません。